ブログ健康

【健康】睡眠の質アップ!寝る前のCBDは吸入タイプがおすすめ!

こんにちは!
前回の記事ではCBDの特徴と安全性についてお話してきました。
いかがだったでしょうか?

CBDは、睡眠の質を上げます。
睡眠の質とは、就寝後はじめに迎えるノンレム睡眠の質で決まります。

睡眠は、ノンレム睡眠(脳も体も眠っている状態)とレム睡眠(脳は起きていて体は眠っている状態)の二種類があり、この二つを繰り返しています。

睡眠は、最初に深いノンレム睡眠があり、次に短いレム睡眠がきて、これを1セットとして、7時間睡眠だと4~5回訪れます。睡眠はどの部分も大事ですが、特に入眠直後の約90分の最初のノンレム睡眠が重要です。この睡眠をいかに深くするかが、睡眠全体の質を上げるのに大きなカギを握ります。ここで深く眠れると、その後の睡眠のリズムが整い、眠り全体の質が高まって、翌日のパフォーマンスも上がるようになります。

最初のノンレム睡眠のことを「黄金の90分」と呼んでいます。
この最初の90分でしっかり深く眠れれば、最高の睡眠がとれます。逆にいうと、最初の90分が浅い眠りのままだと、何時間寝ても質の高い睡眠にはならないのです。

この黄金の90分の間に、1日に分泌される成長ホルモンのうち8割が分泌されます。その成長ホルモンには、細胞の増殖や新陳代謝を促進させる働きがあります。成長ホルモンは重要なホルモンなのです。しかし、眠りが浅いと分泌が促されないので要注意です。また深い眠りには、免疫力の増強や自律神経を整えて脳と体を休めたり、脳の老廃物を除去する働きもあります。

だからこそ、この黄金の90分の質を上げるためノンレム睡眠を深くすることが大切になってきます。
CBDは、このノンレム睡眠とレム睡眠のバランスを正常化することで睡眠の質を上げるのです。

ここまで話してきて、さっそく使ってみたいと思われた方もいたのではないのでしょうか?
ただ、前回の記事も読んでみて

「CBD使ってみたいけど、なんだか種類が多くてよく分からない。」
「とりあえずCBD買ってみたのはいいけど、いつ摂れば効果的なの?」
「毎日CBD摂り続けても、本当に大丈夫なのかな?」

と思った方もおられると思います。
そう思ったみなさん、安心してください。

今回は睡眠の質を上げるための【CBDの安全性、使い方、選び方】についてお話していきます。

1.CBDの安全性、睡眠とCBDの関係性

前回もお話ししましたが、再度安全性についてお伝えします。
やはり、みなさんが気になるのが安全性だと思います。

みなさんの中には、「えっ、CBDって麻じゃないの?!」
怖いし、危ないんじゃないか?と思われる方もおられると思います。

ここは勘違いして欲しくないので、しっかり説明していきますね!

大麻草に含まれるカンナビノイド(生理活性物質)は100種類以上存在していて、主に利用されるのは二種類で、CBDTHC(TetraHydroCannabinol(テトラヒドロカンナビノール))です。

CBD THC
出典:shutterstock

一般的に危ないと認知されているのは、THCにあたります。
日本において、THCは精神作用を持つことから法律で規制され、使用を禁じられています。
一方、CBDは精神作用がなく、安全性が証明されているため使用は許可されています。

CBDは厚生労働省の麻薬取締部はCBD製品の大麻非該当の確認についてのHPでは、大麻取締法上の「大麻」に該当しませんが、当該製品を輸入する前に、麻薬取締部においてその該否を確認しています。

また、CBDを摂取し続けても中毒症状が現れることはありません。
ただし、摂取量は1日最大1,500mg(濃度5%のCBDオイルを30ml)未満にすることを推奨します。

2.就寝30分前にCBDを摂るとスムーズに入眠できるのでおすすめ!

睡眠の質を上げるためには、CBDを摂るタイミングが大切になってきます。

結論からいうと、
就寝30分前にCBDを摂ることがおすすめです。

なぜ、このタイミングがいいかというと理由は二つあります。
・CBDは用量依存性で生理活性を示すため。
・入眠直前~入眠開始1時間以内にCBDの最高血中濃度到達時間(Tmax)を迎えるため。

おっと、失礼しました。
元研究員の癖が出てしまいました。

分かりやすくいうと
・血液の中にたくさんCBDがあると、効果(眠りに入りやすくなること、睡眠の質が上がること)を感じやすい。
・CBDを摂って、吸収されて効果発現がピークを迎えること。

もっと分かりやすくまとめると
就寝30分前に摂ると、就寝時~黄金の90分にCBDの効果が一番出やすい!ということです。

ただ、就寝30分前とか分かりません!という声が聞こえてきそうですね。
たしかにその通りだと思います。

そのような方には、習慣の一部に取り入れることをおすすめします。
例えば、お風呂上がりにCBDを摂るという習慣にしてみましょう!

また本題とは少し話は離れますが、CBDを摂ることも大事ですが、良質な睡眠をとるには環境にも配慮する必要があります。

・就寝1時間前はスマホやテレビを見ない
・電気を全て消す
・シャワーだけでなく、お風呂に入ること

などの簡単にできることがあるので、こちらも一緒に取り組みましょう。

3.おすすめはオイルタイプと吸入タイプ

よし、使うタイミングもばっちり!
でも、今度はどのタイプのCBDを選べかいいか分からない!

このような声をよく聞きます。

ご安心ください。
睡眠の質を上げるという目的から製品のタイプを選べるようにお伝えしていきたいと思います。

実際、CBDには製品タイプが様々あります。
クリスタル、グミ、オイル、吸入などのラインナップがありますが、今回は睡眠の質を上げるという目的に効果的なものをおすすめしたいと思います。

それは、オイルタイプ吸入タイプです。

オイルタイプ

CBDオイル
出典:shutterstock

CBDオイルをスポイトを使い、舌の下(裏)に滴下して摂取する方法です。
使用量を調整しやすく、濃度とフレーバーの種類も多いため、初めてCBDを使われる方におすすめのタイプです。
CBDオイルを摂るときは、舌を上顎につけ、舌の下に、オイル滴下して2、3分ほどオイルを保持して吸収させます。
舌下の毛細血管からCBDを摂取することは、経口で摂取する(腸を経由して吸収する)方法に比べて、即効性に優れており、吸収率が高くなります。

吸入タイプ

CBD 吸入

出典:shutterstock

吸入タイプのCBDは、専用の機器を使用することで、気化したCBDを吸い込み、摂取するものになります。吸入タイプは、他の摂取方法に比べ吸収効率が最も高く、効果発現が早いため、すぐに効果を体感することができます

この二つのタイプをおすすめする理由は、グミやクリスタルよりも効果発現が早いため、寝る前に摂りやすいことが挙げられます。
また夜中は食べものを食べると胃や腸の消化器官に負担がかかるので、食べるタイプは避けたいというのが理由の一つです。

そして私個人的には吸入タイプが一番のおすすめです。
なぜなら、一番簡単だからです。

普段ずぼらな私でも、使い続けられているからです。

ただ、煙が苦手な方はオイルタイプのほうがいいでしょう。
ぜひ、自分に合ったタイプを選びましょう。

4.CBDの使用上の注意点

ここまで、CBDの安全性、使い方、選び方についてお話してきましたが、最後にCBDの使用上の注意についてお話ししたいと思います。

CBDは、副作用として口の中が渇く感じがしたり、眠気を伴ったりすることがあります。
また、初めて摂取される方は、眠気を伴う可能性もあるので車の運転、機械操作を行う前のタイミングでの摂取は控えるようにしましょう。

WHOの報告書では、CBDは乱用の可能性や害を引き起こす可能性はないとされていますが、注意して使用するようにとされています。

初めての方は少量から摂取しましょう。
CBDは、肝臓の酵素の一つであるチトクロームP450(CYP450)によって代謝されます。

薬物のほとんどは、このCYP450によって代謝されるため、医薬品の成分を服用しているとCBDの代謝が競合し、阻害される可能性があります。
競合することで、医薬品の代謝能が低下し、それによって、医薬品の血中濃度の上昇や作用時間の延長など、副作用を引き起こす可能性も考えられます。

現在、病気を治療中の方、医薬品を服用されている方は医師の指示を仰ぎ、使用するようにしましょう。

5.まとめ

いかがでしょうか?

CBDの選び方、使い方、安全性についてお話してしましたが
みなさんのお役に立ちましたか?

CBDは睡眠の質を上げる、生活の質を高めるアイテムの一つです。
CBDを摂って、あなたの生活の質をワンランク上げてみませんか?

今以上の「上質」を日常に取り入れてみましょう。

aloha(アロハ)~fine&natural~うめきた店

参考文献
・厚生労働省 令和元年 国民健康・栄養調査結果の概要https://www.mhlw.go.jp/content/000710991.pdf (2019)
・大麻取締法https://elaws.e-gov.go.jp/document?law_unique_id=323AC0000000124_20191214_501AC0000000037 (2020)
・WHO CANNABIDIOL (CBD) Critical Review Report https://www.who.int/medicines/access/controlled-substances/CannabidiolCriticalReview.pdf (2018)
・WHO Cannabidiol (compound of cannabis) https://www.who.int/news-room/q-a-detail/cannabidiol-(compound-of-cannabis) (2017)
・医療に使えるCBDオイルとは?臨床CBDオイル研究会 2020/2/7 https://cbd-info.jp/
・西野精治 スタンフォード式 最高の睡眠 サンマーク出版(2017)
・佐藤均 カンナビノイドの科学 日本臨床カンナビノイド学会 築地書房(2019)
・アイリーン・コニェツニー ローレン・ウィルソン CBDのすべて: 健康とウェルビーイングのための医療大麻ガイド 晶文社(2020)
・旅路ゆう CBDグッズ購入ガイド2020 (2020)
・長吉秀夫 大麻 禁じられた歴史と医療への未来 コスミック・知恵の実文庫(2019)
・武田邦彦 大麻ヒステリー~思考停止になる日本人~ 光文社新書(2009)
・高城剛 大麻ビジネス最前線: Green Rush in 21st century 未来文庫(2018)
・中山康直、長吉秀夫、丸井英弘 もうやめよう嘘と隠しごと 健康大麻という考え方 ヒカルランド(2020)
・せんしみほ みんなが大麻について知らないこと MiMa Books(2015)
・Salahaden R. Sultan, Sophie A. Millar, Timothy J. England and Saoirse E. O’Sullivan frontiers A Systematic Review and Meta-Analysis of the Haemodynamic Effects of Cannabidiol(2017.2)
・Ila M. P. Linares, Francisco S. Guimaraes, Alan Eckeli1, Ana C. S. Crippa, Antonio W. Zuardi, Jose D. S. Souza, Jaime E. Hallak and José A. S. Crippa frontiers No Acute Effects of Cannabidiol on the Sleep-Wake Cycle of Healthy Subjects: A Randomized, Double-Blind, Placebo-Controlled, Crossover Study(2018.4)
・Eva Martínez-Pinilla, Katia Varani, Irene Reyes-Resina, Edgar Angelats, Fabrizio Vincenzi, Carlos Ferreiro-Vera, Julen Oyarzabal, Enric I. Canela, José L. Lanciego, Xavier Nadal, Gemma Navarro, Pier Andrea Borea and Rafael Franco frontiers Binding and Signaling Studies Disclose a Potential Allosteric Site for Cannabidiol in Cannabinoid CB2 Receptors(2017.9)
・Sophie A. Millar, Nicole L. Stone, Andrew S. Yates and Saoirse E. O’Sullivan frontiers A Systematic Review on the Pharmacokinetics of Cannabidiol in Humans(2018.11)

タイトルとURLをコピーしました